バイクやスクーターのメットインは、移動先にコインロッカーがついて来てくるようなもので、なんでも手軽に放り込んで安心できる、一度使うと無いことが考えられないほど便利なものです。しかし残念なことに、鍵が開かないなどのトラブルも発生しがちで、外出先でメットインが開かなくなって途方に暮れる方も多くなっています。このページではメットインが開かないトラブルの、起こる原因と対策方法をまとめました。
最も多いのがメットイン内へのキーの閉じ込めです。「ちょっとコンビニまで……」といった、それほど緊張感のない状況で起こりがちなパターンです。これを避けるには、バイクやスクーターの鍵を、メットインに入れることが多い手荷物と一緒にしないということにつきます。次に多いのがバイクキーの紛失です。こればかりはどうしようもありませんので、もし出先でメットインが開かなくなった場合は、プロの鍵屋に解錠作業をお任せください。365日年中無休で全国どこでも最短20分で急行します。バイク屋さんやロードサービスに依頼するより安く・速いことが多く、更にプロの鍵屋は、開錠のみならずその場で鍵穴からスペアキーが作成可能です。メットインを開けた後のことを考えると、やはり餅は餅屋に任せるのが一番です。
また意外に多いのが、キーの歪による不具合でメットインが開かなくなるというパターンです。ハンドルロックの多くは、イグニッションにキーを挿し込み、大きくひねることで施錠・解錠を行います。誰でも経験があることと思いますが、ハンドルの角度が中途半端な場合、ロックが引っかかって鍵が回らなくなります。このような時に、力任せに鍵をひねることでバイクのキーは微妙にねじれていくのです。最初のうちはそれほど問題になりませんが徐々にねじれは進み、シリンダー内で鍵山が当たる位置が本来と異なる状態になり、シリンダー内に負荷がかかりはじめます。この状態が進むとシリンダーが壊れ、正しい鍵を差し込んでもメットインが開かなくなるということです。
鍵のプロは、ピッキングなどでメットインを開錠しますので、鍵とシリンダーが合わなくなっていても開錠可能です。しかしここで、壊れたシリンダーのスペアキーは、複製が難しいという問題が発生します。オリジナルのキーで開かなくなるほど内部が損傷したシリンダーは、スペアキーを鍵穴から作成しても、時間の問題で使用できなくなります。このような状況であれば、素直にシリンダーごと交換したほうが良いケースです。メットインが開かないトラブルは対処方法が多岐にわたるため、プロの鍵屋にお任せください。ご自宅からの距離や、前後のご予定などを伺いながら最適な処置を行います。