ドアの開閉を担うドアノブは可動部分であるため、長期間使用するとどうしても故障が発生します。場合によってはラッチごとドアノブ交換が必要になりますが、この時に重要なのが適応する「バックセット」をあらかじめ測っておくことです。バックセットとは、ドアノブやサムターンの中心からドアのフチまでの距離のことです。住宅およびオフィスでは50~100mmのバックセットがほとんどで、5mm単位で商品は販売されています。交換部品にバックセットの異なる商品を選んでしまうと取り付けできないので注意してください。このページではバックセットの測り方と、バックセットサイズごとのお勧め部品についてご紹介します。
バックセットを測る方法はごく単純です。mm単位で計測できるメジャーを使用して、ドアのフチからドアノブやサムターンの中心までの長さを測るだけです。誤差が出ないように地面と平行に測るようにしてください。ドアに召し合わせがあるなどで、正確に測りにくい場合はドアノブではなくサムターン側から測るようにします。ちなみにドア面に取り付ける面付錠の交換ではバックセットを測る必要はありません。
バックセットのなかでも、100mm・90mm・65mmはよく使われるタイプです。参考までにそれぞれの商品例をご紹介します。
・100mm | 美和ロックインタグラル錠 玄関YKK
鍵市場のなかで高いシェア率を誇る、トップメーカー美和ロックの玄関錠です。防犯性の高さと取り付けやすさを兼ね備えており、住宅からオフィスまで幅広いシーンで活用できます。8,800円(税込)程度で入手可能です。
・90mm | ALPHA円筒錠・間仕切り錠
自動車や住宅、産業などの鍵に対応している、大手鍵企業ALPHAの円筒錠です。シンプルな構造で取り付けは簡単、室内向けですが、2,000円前後で入手可能なためコストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。
・65mm | 川口技研(GIKEN)ホーム円筒錠
鍵をはじめとして物干や網戸まで、住宅に関するあらゆる製品を取り扱う川口技研の円筒錠です。こちらも円筒錠なので上記と同じような特徴がありますが、和室用タイプにデザインされたもので、実売価格は1,500円前後となります。
取り外してホームセンターに持っていくのが確実ですが、バックセットは簡単に測ることができるので、目見当ではなく確実に測って購入します。もし不安な点があればお気軽に弊社までご相談ください。鍵と住宅のプロがご自宅まで足を運び、その場で作業を行わせていただきます。
※ドアノブの取り付け作業は扉の形状や材質等によって値段が異なります。正確なお見積りは現場にてサービススタッフよりご提示いたします。
※夜間・早朝(20:00~07:59)は、通常料金に加えて時間外料金¥8,800(税込)が発生いたします。