住宅のみならず、各種施設やビルなどの建物設備を提供している旧トステム(TOSTEM)・現リクシル(LIXIL)の製品は、いずれも高品質・高性能で幅広く認知されています。玄関ドアと窓サッシなどでも有名で、防犯性にも配慮されて製品が作られています。
トステム(TOSTEM)は、2011年4月よりリクシル(LIXIL)と改名して優れた住宅設備などを製造販売している会社です。その中で窓サッシが広いシェアを誇っており、性能の高い製品を多く提供しています。防音や結露などに対応できる工夫をさまざまに凝らした製品が多いですが、その技術力は防犯性にも生かされています。
窓サッシに錠をかけるものはクレセント錠と呼ばれますが、その種類にもいろいろなものをそろえています。
クレセント錠は金具に金具を引っ掛けるという構造上、窓を閉める位置がずれているなどすると錠がうまくかからないことがあります。その空かけを防止するために、窓をきちんとした位置に閉めるまでクレセントが回らないような仕組みを取り入れています。
クレセントにさらに鍵やロックをかけて、簡単に開錠することができないようにしたものです。窓を開けるためにはまずその鍵やロックを解除し、クレセントが動くようにしてから開錠することになります。これによって、外部から開けられるのを防ぐことができます。
万が一クレセント錠を外部から開けられてしまった場合にも、ストッパーによって窓を全開にすることができなくなります。錠と合わせて2重でブロックできるようになるわけです。ロック付きクレセント錠や補助錠などを導入すれば3重に突破を防止できます。
窓サッシのクレセント錠は、多くの場合ネジで固定されています。そのネジがゆるんでしまうとうまくかみ合うことができず、錠のかかりが悪くなってしまいます。また、クレセントは回してかけるものですが、さびつきや劣化などによって回りにくくなってしまうこともあります。
さらに、クレセント本体ではなく受け側の金具にずれがあったりネジが緩んでいたりしたときも、錠のかかりが甘くなってしまいます。こうした状態では、外部から容易に錠を突破されてしまう危険性がありますし、壊れてしまうのも時間の問題となるでしょう。
玄関・クレセント錠に関しては、私ども鍵のプロである専門業者に頼めば交換いたします。リクシル製のドア・窓サッシであれば、それに対応する鍵を取り付けさせていただきますし、またさらに性能の高い鍵への希望も承ります。