利用されている金庫の防犯性能を正確に把握されていますでしょうか?もしご自宅や事務所の金庫が耐火金庫なのか防盗金庫なのか?それすらもわからないのであれば危険度は相当高いと考えてください。その厳つい見た目から錯覚してしまいがちですが、世の中で使用されている金庫の多くが単なる耐火金庫で、金庫破りなどに合ってしまうとほぼ無力なことをご存知でしょうか?なぜなら防火金庫はあくまでも重要書類や金品などの収納品を炎から守る事が役割で、窃盗犯などによる攻撃については全く考慮されてい無いからです。あたかも貯金箱を割って中の小銭を取り出すかのように、耐火金庫は簡単に壊されて中身を取り出されてしまうものと理解してください。また金庫破りはその過半数が二人以上の複数犯によって行われるという現実があります。このため防盗金庫でも金庫ごと持ち去ることが可能な状態ならば、やはり防犯性能は低いと言わざるを得ません。このように金庫の性能過信は禁物ですので、現状をしっかり把握して金庫破りに備た対策を行うことを強くおすすめしたいと思います。我々防犯のプロであれば、既存金庫の防犯性能のジャッジを行い適切な対策を行いますのでお気軽にご連絡ください。
防火金庫が窃盗犯などの攻撃に対して無力であることは前述したとおりで、バールなどの工具を使用すると簡単こじ開けが可能です。耐火金庫に防犯能力が無いことを知ると、新聞などで目にする「バールの様なものでこじ開けて…」という報道が腑に落ちるかと思います。また耐火金庫の防火性能に関しても、経年変化とともに落ちてくることを覚えておいてください。概ね20年ほどが耐久期限となり、当初保証されていた耐火時間(ものにより30分~4時間)を満たさなくなります。このため使用年数に応じ買い替えを行うことが必要とお考えください。
防盗金庫は基本的に耐火金庫の耐火性能を持ちながら窃盗犯などの攻撃への耐性を高めたものです。このためバールによるこじ開けや、ドリル・ホールソーといった電動工具による穴あけなどに対しても強固な作りになっています。更に金庫に衝撃を与えたり、不正開錠を試みた時に通常のダイヤル錠やシリンダー錠とは別に、内部に備え付けられた専用ロックが更に掛かるリロッキングシステムを持った物も存在します。また床下からのボルト留めを行うなどで持ち去り防止の対策を行うことも肝心ですし、赤外線センサーや金庫に取り付ける傾斜アラームなどの併用も効果的です。防盗性能・耐火性能が高いものほど高額になるため、予算を考えながら選択する必要がありますが、我々防犯のプロにご連絡頂ければ適切なアドバイスが行えますし、どのようなことでもご相談に応じますのでお気軽にお電話ください。