盗難防止のために車やバイクへ盗難警報装置の導入を考えられては如何でしょうか?自動車の盗難数は2014年度で年間16,000台を超えています。このうち25%はカギのつけっぱなしで盗難されたものですが、75%は何らかの技術を持った犯人に狙われたものということになります。バイクの盗難は2,000年の25万3,000件をピークに減少し2014年には4万3720件まで減ってきてはいますが、組織的な窃盗団に狙われる事例はむしろ増えてきています。このように何らかの盗難防止対策を行うことは車やバイクのオーナーにとって必須となりますので、盗難警報装置の設置を検討されることを弊社は強くおすすめしています。
盗難警報装置は衝撃・傾斜・ドア開放・イグニッションONなど、駐車中の自動車に不正な操作が行われた時に音や光により警告します。取付方法としては車のハンドルにセットするだけの簡単に設置可能なものから、自動車内にある故障診断コネクタ(OBDII)に差し込むだけで電源を取って動作する物、純正のキーレスエントリと連動してON/OFFが可能な利便性の高いもの、トランク内に設置することで外部からセンサーを取り付けている事がわからないタイプなど様々なものが販売されています。機能的にもリモコンに通知を送るもの、ボイスメッセージで犯人に警告するもの、ソーラーパネル内臓で電源不要のもの、キーレスのない車に設置しキーレスシステムが利用可能になる高機能な製品も存在します。価格帯としては11,000円以下からご予算に合わせて希望に沿ったモデルを見つけることが可能です。
バイク本体のバッテリーから電源を取るタイプのバイク用アラームは、構造的に仕組みがよく知られており不正開錠にもあまり強くありませんので、専用のアラーム付きロックをお薦めしたいと思います。ディスクブレーキに設置するディスクロックタイプやワイヤータイプのもの、U字ロックや南京錠のような形状でチェーンを固定するタイプのものなど、様々なタイプが販売されており実売価格で1,000円程度から購入可能です。もちろんアラーム自体には強い防犯性能はありませんので、その他のロックと併用することでより強固なセキュリティとすることは考慮してください。アラームロック利用時の注意点としては、通常使用時でも風や振動によってアラームが鳴りだしてしまうという問題です。集合住宅など第三者がバイクに触れる可能性が高い住居にお住まいの方の場合は、近隣住民に大きな迷惑をかけてしまう事態を想定し、旅行時などの利用を避けたほうがよいかもしれません。